道に迷った旅行者を英語で助けて、お・も・て・な・し
近頃頻繁に見かける大勢の外国人旅行者。日本の景気を支えてくれている彼らも、複雑な交通機関の乗り換えや、分かりにくい表記に四苦八苦。駅で路線図を広げながら途方に暮れている姿をよく見かけます。観光庁の調査でも困っていることの第2位が「コミュニケーション」。つまり、日本は言葉が通じにくいことがストレスになっていることは明らかです。そんな彼らの少しでも助けになるためには、流暢な英語、完璧な文法は必要ありません。ちょっとしたフレーズと単語でも、大きな助けになるのです。ぜひ、以下の簡単な表現で、困っている旅行者に助けの手を差し伸べましょう!
まずは基本の表現。ここからが会話のスタートです。ガイドブックを開きながら、眉間に皺を寄せている外国人を見かけたら、こう話しかけましょう。
表現 | 英語 | 発音 |
助けが必要ですか? | Need help? | ニード ヘルプ? |
大抵の場合、パッと顔が輝くはずです!向こうから地図やガイドブックを指差して見せてくることもあります。そうでないなら、こう聞きましょう。
表現 | 英語 | 発音 |
どこへ行きたいですか? | Where do you want to go? | ウェア ドゥー ユー ウォントゥー ゴー? |
よく聞き取れないとしても慌てずに。地名や店の名前など固有名詞が必ず含まれているはずです。絶対にその部分はわかるはずです。もう一度言ってもらうにはこう。
表現 | 英語 | 発音 |
もう一度ゆっくり言ってください。 | Can you say that again slowly? | キャン ユー セイ ザット アゲイン スローリー? |
聞き取れなかったら何度でも聞き返すことを恐れてはなりません。失礼でも、恥ずかしいことでもないのです。
行きたい場所が分かったら、説明しましょう。以下のフレーズが役立ちます。
表現 | 英語 | 発音 |
まっすぐ行きます | go straight | ゴー ストレイト |
こちらです(近くを差して) | this way | ディス ウェイ |
あちらです(遠くを差して) | that way | ザット ウェイ |
現在地はここです(地図を差して) | We are here now | ウィー アー ヒア ナウ |
このように行きます(地図をなぞりながら) | go like this | ゴー ライク ディス |
この出口から出ます | go out from this exit | ゴー アウト フロム ディス イグジット |
2番線の電車に乗ってください | take the number two train | テイク ザ ナンバー トゥー トレイン |
銀座線に乗ってください | take Ginza line | テイク ギンザ ライン |
ここから4駅目です | It’s 4 stations away from here | イッツ フォー ステーションズ アウェイ フロム ヒア |
今日は定休日です | It's closed today | イッツ クローズド トゥデイ |
ここから10分くらいです。 | It’s about 10 minutes from here | イッツ アバウト テン ミニッツ フロム ヒア |
新宿駅で丸ノ内線に乗り換えてください | change at Shinjuku station to Marunouchi line | チェンジ アット シンジュクステーション トゥー マルノウチライン |
似たような表現が多いですね。そう、ごく簡単な言葉の組み合わせで、道案内はこなせるのです。
概ねここに挙げたフレーズで、少なくとも次の行き先は説明できるでしょう。もし自分が案内しても良いというのであれば、こう言ってください。
表現 | 英語 | 発音 |
案内するのでついてきてください。 | I’ll show you, come with me | アイル ショー ユー、カム ウィズ ミー |
最後に向こうが「サンキュー」とお礼を言ってくれます。スマートに別れるにはこう言いましょう。
表現 | 英語 | 発音 |
どういたしまして、良いご旅行を | No problem. Have a nice trip! | ノー プロブレム。ハヴァ ナイス トリップ! |
せっかく遠い国からわざわざ日本に来てくれたひとたちに、気持ちよく旅をしてもらいたいものですよね。旅先で現地の人に助けてもらった思い出は、必ずその人にとっての宝となります。私たちのおもてなしの心を、ぜひ伝えましょう!